
会社案内

代表 阿部 貴典
株式会社農業開発代表の阿部貴典です。ホームページにご訪問いただき、ありがとうございます。私たちは長野県中野市でぶどうを栽培し、六次化により冷凍果実製造業を営む会社です。
国産果実の新しい価値創造に取り組みながら果物のおいしさを日本中の皆さまにお届けしていきます。そのために持続可能な農業を考え、取り組み、農業の発展にも貢献していきたいと考えています。
ぶどう農園から冷凍加工へ

2015年に会社を設立する前は、主にりんごやぶどうなどの果樹栽培を専門とする120年続いてきた農園でした。
自分のところで作ったおいしい格外ぶどうを、どうにか魅力ある商品にできないかと工夫を重ねたことが冷凍加工のきっかけとなりました。
ぶどうの見た目の美しさは、一粒一粒がきれいな粒であることと同時に、ひとつの房がそれなりの大きさになってぶどうならではの美しい形に整っていることが求められます。
美味しさは変わらなくても、房にある粒が少なかったり房の形が悪かったりすると自家用(格外)になります。
格外のぶどうがたくさんできた場合、賞味期限内に売るためにはとても安く販売しなければいけないというような生鮮果物ならでは事情があります。その時期にコストをかけてまで全て出荷するのは経営的に見合いません。このような格外品を旬の時期以外にもアップサイクルして販売する、その一歩が冷凍加工ぶどうでした。
冷凍果物の魅力と可能性

冷凍加工は生の果物の香りや栄養を損なうことなく食卓に届けることができます。一般的には、ジャムやジュースの生産に関心が寄せられますが、現在の市場では供給が充実しており、需要も限定的な状況となっておりますます。
冷凍果物はアイスのようにそのまま食べられるナチュラルな食材です。食品の三次機能が注目される中、果物が内包している風味、色素、食物繊維は健康管理に欠かせない成分として注目されています。おいしくて栄養豊富なスナックとして子どもから大人まで、おやつ代わりにいつでも食べることができます。また、スムージーやパフェなどのスイーツ、さらにはケーキの材料など、多岐にわたる用途があります。 給食業態やカフェ・スイーツ製造業者様への業務用出荷もおこなっています。
市場の加工果物は外国産が多い状況でしたが近年は国産に注目が集まっています。国産果物ならではの自然の風味を是非味わっていただけたらと思っています。
私たち自身、畑に出て栽培にも力を注いでいます。生産者だからこそ、おいしい果物をお客さまにお届けしたいという気持ちを持っています。
生のフルーツが好きな日本人を増やしたい

日本における生の果物消費は減少傾向になっています。原因として日本の人口減少も影響していますが、皮をむいたりゴミ処理が必要な手間を嫌う傾向があることも要因となっています。そういった方にも手軽に生の果物の美味しさを楽しんでいただけるように商品開発などにむきあっています。
旬の時期に限らず、年間を通して美味しい果物を気軽に楽しんでいただきたい・・・また、地元生産者が作った果物の魅力をより多くの方に伝え、果物を日常的に楽しむ仲間を増やしたいと考えています。
旬の果物のおいしさを全国どこでも手軽に入手できる環境を作っていくことも私たちの役割とし業務を推進していきます。
農園
信州の北部地域を中心に、主にぶどう栽培を営んでいます。シャインマスカットをメイン品種としクイーンルージュ、ナガノパープル等の大粒ぶどうの生産をおこなっています。志賀高原からの伏流水と寒暖差のある気候がおいしいぶどうを育んでくれます。栽培面積は7haを超え、6月から11月初旬頃までが収穫時期です。冬場の生育期間には一部圃場で加温栽培を行っています。2025年より、この加温に利用するエネルギーは順次オギススキ(バイオマス)エネルギーを利用しカーボンニュートラルに取り組んでいます。



冷凍加工事業
食べごろの果物を食べやすいように加工し急速冷凍をしています。ぶどう品種であるナガノパープル、巨峰、シャインマスカットから始まった冷凍加工は、地域農産物の桃やプラム、りんごを扱うようになり、今では生産者ネットワークにより沖縄から東北エリアまでの常時13種類以上の取り扱いとなりました。パイン、せとか、メロン、いちじく、レモン、柿、すいか、いちご、ブルーベリーなど。工場には果物のフルーティな香りが立ち込めます。近年は製造量が多くなり、ほぼ年間を通して稼働しています。農業は冬場の仕事が減り人材確保の上でデメリットになることもありますが、安定して働くことができるようになりました。






安全・衛生の取り組み

食品安全規格「JFS-B規格」の適合証明を取得しています。
「JFS-B規格」は、CodexHACCPを完全履行する規格です。食品安全マネジメント(FSM)、ハザード制御(HACCP)、適正製造規範(GMP)の3要素で構成された食品安全マネジメント認証・適合証明です。一般財団法人 食品安全マネジメント協会(Japan Food Safety Management Association)が、安全な食品を製造するための取組を向上させることを目的に作成した第三者機関認証となります。
当社では第三者機関による定期的な指導の下、お客様に安心して食べていただけるように衛生管理を徹底しています。日々のスタッフ体調管理をはじめ、作業場内掲示物にて一人一人の衛生意識の醸成を図り・管理に務めています。目視が難しい異物チェックなどは機械を導入し、安全な商品をつくっています。






沿革

2015年 | 先代の阿部繁美に経営が移譲される。 |
2015年9月 | 会社設立 資本金300万円 代表取締役に阿部貴典が就任 本社 長野県中野市竹原141 |
2017年9月 | 果実冷凍加工工場、低温保管施設竣工「竹原駅前工場」 長野県中野市竹原1819-1 |
2018年10月 | 保存用冷蔵庫増床、農産物冷凍加工施設工場竣工/第1工場(産パ) |
2019年11月 | 資本金1,300万円に増資 |
2022年 | 資本金1,700万円に増資 農産物冷凍加工施設新工場竣工/第2工場(産パ) JFS-B取得(食品安全規格) |
2023年 | 従業員社宅取得 海外品種試験栽培 |
2024年 | 第1工場改装(ものづくり補助金) 県外でのぶどう栽培開始 |
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